みちびき対応GPSユニットの評価

数cmまで精度が向上するという準天頂衛星システム「みちびき」ですが、秋月にみちびき対応のGPSユニットが売ってたので買って試してみました。



比較対象に使ったのは、iPhoneSEとこちらのGPSユニットです。

同時計測しながら住宅街をぐるぐる回った結果、下記のようになりました。計測タイミングはちょうどみちびきが真上に来るくらいの時間を狙いました。

なお、緯度と経度は実際の値とは若干ずらしてあります。同じところを3周したのですが、iphone以外は途中で落ちてしまってます。

これを見てわかるのはiPhoneSEの精度すげーって事ですね(^_^;

周回した際の計測値の再現性を見たかったのですが、iPhoneSEは3周分の計測値がほぼぴったり重なっています。一方、GPSユニットの方は1周半分ぐらいしか計測できてませんが、どちらも結構ずれてますね。精度はどっこいどっこいかなぁ。計測衛星数はみちびき対応ユニットの方が対応衛星が多い分だけ多いですね。

あれ?こんなもん?と思って調べました。結局従来方式のGPS受信機にとってみちびきは衛星が1つ増えるだけなんですね。残念。数cm単位の計測には干渉即位ってのができなくてはいけないのね。iPhoneSEの方はみちびきには対応していないけど、携帯基地局の情報やWiFi,Bluetooth情報なんかも使っているようでそれで再現性高く計測されてるみたい。それで高度の再現性は低いのかな。

今回参考にしたサイトは以下の通り

GPSの仕組み

iOS 8 以降のプライバシーと位置情報サービスについて


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